案内物を題材に、伝えたい情報の整理、文字の大小、配色、余白、レイアウトを学びます。見た目だけでなく、読む人が必要な情報を見つけやすい紙面づくりを体験します。
この講座で学べること
デザインは飾りを増やすことだけではありません。誰に何を伝えるかを整理し、必要な情報が読みやすい順序で届くように形を整える作業です。この講座では簡単な案内物を題材に、情報の優先順位、文字の大きさ、色の組み合わせ、余白、配置の基本を学びます。見本を眺めるだけでなく、自分で並べ替えて比較し、なぜ見やすくなったのかを言葉にすることを大切にする初歩の内容です。
どのような人に向いているか
チラシやお知らせを作ると情報を詰め込み過ぎてしまう方、色や文字の選び方に迷う方に向いています。仕事や地域活動で案内物を作る機会がある方も、読み手の立場で紙面を見る練習ができます。絵が得意であることや専門用語を知っていることは前提としません。使用する制作方法は開催回で案内します。特定のソフトの機能をすべて覚えるよりも、道具が変わっても使える基本の考え方を扱います。
講習の進め方
最初に見本を見比べ、見出し、本文、日時などの情報がどの順で目に入るかを確認します。次に題材の文章を整理し、目立たせたい内容を決めます。講師の説明に沿って文字の大小や余白を調整し、配置をそろえた場合とそろえない場合を比べます。配色は使用する色数を絞って試し、文字が背景に埋もれていないか確認します。最後に別の人が読む場面を想像して紙面を見直します。
実際に体験できる内容
架空の講習会や催しの案内を題材に、タイトル、紹介文、日時、場所などを一枚にまとめる演習案です。同じ情報を使って配置を変え、どちらが読みやすいか比較します。見出しと本文の間隔、文字と画像の距離、左右のそろえ方など、変更した点を一つずつ確かめます。写真や図を置く場合も、飾りとして入れるのではなく、説明に役立つ位置と大きさを考えます。実在する事業の広告効果を試す演習ではありません。
受講後に身につく知識・技術
作り始める前に目的と読み手を決め、情報の重要度に合わせて見せ方を変える方法を学びます。完成した紙面についても、必要な内容が抜けていないか、小さ過ぎる文字がないか、色だけで区別していないかを確認する視点を持ち帰ることを目指します。感覚だけで良し悪しを決めず、配置や余白の理由を説明できることが目標です。集客数、売上、専門職としての技能の到達を保証するものではありません。
素材の扱いと準備
文字、写真、イラスト、ロゴには利用条件があるため、練習では講師が用意した利用可能な素材か、自分に使用権限がある素材を使います。インターネットで見つけた画像を自由に使えるとは限りません。実在の顧客情報や公開前の資料を持ち込む必要はありません。端末やソフト、筆記具などの持ち物は開催回の案内をご確認ください。画面での見え方と印刷後の見え方が異なることにも触れます。

